2008年07月03日

関東大震災の揺れを

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本ネタや出かけネタがたまってきてるんで、本ネタから消化します...。

先日ふと、東海〜南海地震や再び関東大震災が発生したら、
津波はどの辺まで来るのだろうと思いまして、
東海〜南海地震の津波予想などを調べてみていました。
内閣府の防災情報のページhttp://www.bousai.go.jp/5jishin/index.htmlなどにあります。家

その関連で、他の検索先を調べていると、
1923年の関東大震災の際にも、伊豆から房総にかけて津波があったことが分かってきました。
そういえば、関東大震災の具体のことは、あまり知らなかったので知りたくなりまして、
2冊本を買って読んでみました。まず、1冊が、
「関東大震災 大東京圏の揺れを知る」武村雅之著 鹿島出版会 2,300円+税 2003年 です。

非常に面白いです。楽しめるという意味ではなくて、興味深いということです...。
地震の専門家が、1923年当時の地震計の記録や、証言、家屋調査等のデータを探し集め、
現在の地震の研究調査や分析などの方法を用いて、
関東大震災の主に揺れに関して、初めて?本格的に分析をしたものだそうです。
震源や地震の規模、旧東京市の震度など、その分析結果が示されています。本

「まえがき」には、
「『これほど大きな地震は想定していなかった−阪神大震災の被害の様子が明らかになるにしたがって、地震、建築、土木の学者らはこう言って驚いて見せた。しかしこれには割り切れないものが残る。…第一は、関東大震災クラスでも持ちこたえるように耐震設計をしているという根拠だ。…根拠となった数字を突きつめていくと、関東大震災の最大加速度の数字はあてにならない、ということで専門家の意見は一致している。…今さらそんなことを言われても困る。耐震基準の出発点になった関東大震災の揺れを再検証するようなら、基準の信頼性が根底から崩れてしまう。』(馬場錬成論説委員)
 この記事に対し、専門家として色々言い分もあるし、現状の耐震設計基準がそれほど悪いとも思わない。しかし、関東地震による揺れについてよくわかっていないではないかという指摘については残念ながら認めざるを得ない。この記事を読んだ後、地震学や地震工学の諸先輩の先生方に、関東地震についての質問をぶつけてみたが結論は同じであった。」と。モバQ

「 科学は一般に複雑な現象の中に原理や法則を見いだそうとする。このため地震現象のように複雑でしかもよくわからないものに対しては、多くのことを切り捨てて、わかったことだけで現象を記述しようとすることがよくある。科学的な説明を聞いて実感が湧かないのはたぶんそのためであるが、そこにとどまっている限り、地震防災のように日常生活に肉迫しなければならいことに科学はあまり役立たない。実感がもてない説明で、一般の人に地震防災に向けての行動を督促するのは無理難題と言えるかもしれない。
 そんな思いの中で、本書を書いてみた。自分たちのまわりで起こる地震に実感がもてる。科学的な説明を実感がもてるようなものにしたい。...(中略)...。読者の皆さんが本書を通じて、関東地震の個性を少しでも感じ。そのことが日本に住む限り永遠に続く地震とのつき合いへの一助となれば望外の喜びである。」と。るんるん

関東大震災の一般的に言われているマグニチュードはM=7.9ですが、
本書の再検証の結果はM=8.1±0.2で、標準偏差の許容範囲内で「...やれやれ...」と。
阪神大震災はM=7.3なので、M=8.1だと地震エネルギーとしては約30倍?もあったようです。
震源断層の大きさも、長さ130km幅70kmと、阪神大震災の10倍以上もあったようです。
M=7以上の余震も約4ヶ月に渡り6回あり、余震だけで阪神大震災が6回分あったようです。
旧東京市内は、現在の震度でいうと5弱〜7に相当するようですが、
砂や泥の堆積した沖積層の方が、関東ロームによる洪積台地より、住家全潰率が高いようです。ふくろ

2冊消化予定が、1冊で長くなってしまった...。
もう1冊は明日かな。あせあせ(飛び散る汗)
ニックネーム ishii at 00:05| Comment(0) | 本,TV,歌,人物など
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