
正月頃に読んでいた本の1つを。
「日本という国」小熊英二 理論社 1260円。
YA新書 「よりみちパン!セ」というシリーズのうちの1冊。
理論社は、
http://www.rironsha.co.jp/です。
知り合いの方のブログに、お勧めとあったので読んでみたのでした。
内容は、大きく2つ。
明治維新時の教育の転換と、戦後のアメリカ関係と国際社会復帰。
最近、色々様々言われ議論されている教育の、基本的なスタンスが、
福沢諭吉氏の「学問のすすめ」から始まった流れの中にあるのでは、
と自分なりに思うようになる。
憲法改正とか戦後補償とかこちらも、色々様々言われ議論されていることが、
戦後のアメリカや国内の政治の思惑が、多々背景にあることを、
少し理解できるようになる。

「学問のすすめ」は、教育のことだけを書いたものではなく、
国際社会の中で、国策を書いたものであることを、少し知ることができた。
その基本的な考え方は、100年経っても、変わっていない気がしてしまう。
もう一方は、サンフランシスコ講和条約は、受験時には年号だけ覚えてたけど、
その条約の背景に、東西社会や国内の政治的背景があったことを知る。
基地や沖縄の話しにしても、日本とアメリカの関係があることを知る。
この2つ、今の日本の社会が成立している背景の、
非常に大きな要素だと、40歳直前にして、初めて思う。
学校の社会という科目では、真っ先に次世代に伝えないといけないと思うのだが、
そこは、「学問のすすめ」からの流れがあるから、しないってコトかな...。

「中学生以上すべての人の」ってことで、ほとんどの漢字にルビがふってある。
けど、非常に興味深いので、シリーズも少し読んでみようかなと。
岩波ジュニア新書にしても、この世代向け?の本は、知りたいことが、
端的にストレートに書かれていて、核心に近いトコまでいく。
大人向けは、どうも枝葉が多くて、まわりを回っている感じがして...。
